6.抑圧
それでも何故か付き合っていた当時の管理の様子を、後輩のたけし君や、後のラジオ参加者のOさんの話を聞くと
「自分に言い聞かせるように、『それでも好き』と言っていた。」
とか
「毎日のように胃が痛いって言っていたよね。」
などと語ってくれました。
ばっちり洗脳されていますね。
けれども、別れなかった最大の要因は、
「それでも好きだった!」
・・・とかではなく、
「別れたらこの女、何を仕出かすかわかったもんじゃない。」
と言った恐怖で縛り付けられていた部分が強かった。
管理はノイローゼになっていた。
過去に恋愛で苦い経験があったから、恋愛には慎重に、慎重にと選んだ相手が付き合ってみたら過去最大級の狂ったお方だった。
さて、そうして重ねに重ねた我慢に、ついに限界がきたのです。
さきほど
「後のラジオ参加者のOさん」
なる人物がでてきましたが、Oさんがラジオに参加することは実はRさんと付き合う前から決定していました。
単純に、このOさんは話がうまいといいますか、管理と近い感性を持っていたのでラジオ出演にはぴったりの人材だったのです。
当時Oさんは学生だったので、夏休みに参加してもらおうということになっていました。
Oさんは名古屋人、ラジオのレギュラーメンバー以外の初の参加者は飛行機で鹿児島に来ることになっていました。
このOさん、Rさんとも仲良しで、結構メールとかしたりしていたみたいなのですよ。
付き合う前からラジオに参加することはRさんも知っていたし、既に飛行機の予約も終わっておりサイトのほうでも予告していたのですけど、ある日いきなりRさんは言いました。
「彼女がいるのに女の人が家にくるのはおかしい。」
ちなみにラジオは管理の家で行われている。
まぁ・・・これは気持ちは分からなくもないけど付き合う前から決まっていたのに、そしてそれを知っていたのに後付けのワガママで中止させるのはいかがなものか。
と、さすがに交渉。
これまためさくさ怒り狂った。
いや、あえて言おう。
この人自体元から狂っていた。
しかし、Yちゃんのマガのときとは違い、既に予約した飛行機をキャンセルさせるとか迷惑すぎる。
それはあんまりだと思い、狂人Rを相手に説得を繰り返すのであった。
すると、なんと条件付きでOKを貰うことに成功。
「二人きりにならないこと、部屋には入れないこと。」
OKOK,そもそも他のラジオメンバーもいるし2人きりになんてならないぜ,と条件を飲みさっそくOさんにそう伝えることにしました。
そうして,Oさんの参加が確定した後に,世の中には常識とか通じない人が本当に,本当にいるんだなぁと痛感することになりました。
そう,まさかの
必殺手のひら返し
である。
一度OKを出しておきながら
「やっぱりイヤだからやめて」
と言い出したのである。
理不尽を押し通そうとするその存在は,さながらクレーマーのようなものだろうか。
さすがにあまり怒らないOさんもこの自分勝手さにご立腹になられました。
そりゃご立腹にもなるわいな。
病んでしまっている管理も,ここは立ち向かわねばとR王政に立ち向かうことにしました。
しかしね,正論って相手が受け止めて初めて通じるものであって,何言われてもワガママ言うことしか考えていない人には通じないのね。
管理がつい「狂っている」なんて書いちゃう所以がここにあるよね。
それはもう,突然訪れる台風のように文句をまくしたて,最後は
「Oちゃんが納得できるように説得して。」
なんて理不尽な要求まで追加してきました。
納得できるかボケ!
全部てめぇのわがままだろダボが!
・・・。
とか思っても言えるわけもなく,引き下がらない鬼軍曹に論理が通じるわけもなく結局押し負けることに。
当然,そもそも間違っていることを納得させるなんてことが無理なので,菓子折送って謝ることにしました。
あぁ,思い出すだけでイライラするね,あの横暴。
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