管理の決心


こんにちは,管理です。

ここを見ている人もだいぶ減ったのではないかと思うほど,長い間の未更新でしたが

今月はちょっと頻度高めにかけているね,えらいあたい。

さて,それでは日記更新と行きましょうか。

さて,ワタクシ管理,先日・・・といいますか,去年の頭くらいだからだいぶ前だね,

とにかくそのくらいの時期に







プロポーズとやらをしてきました







いやはや,まさかこの管理がプロポーズなぞする日がくるとは。

意外な展開ですわ。

世の中のはみ出しもののような管理が誰かにプロポーズするなどと愚の骨頂!

とか思っていたのですけどね。

さながら,人間もまた自然の生み出したものなのに,自然を守るために人間の抹殺をたくらむかの如く,ですよ。

しかし,このプロポーズまでの流れが非常に大変だった。

ご存知の方も多いと思いますが,管理の彼女は名古屋人。

一方管理は鹿児島人。

なかなかの遠距離恋愛でして,そうそう会えるものでもないのですが,

気がつくと付き合いもそれなりの年月。

毎回会うのも飛行機代とかバカにならんし,そろそろ一緒になったほうがよいのではないかな,といった雰囲気だったのです。

そんな矢先,クリスマスに買ったペアリングを彼女が仕事中に無くしてしまいやがってですね,

大層落ち込みになられていたのですよ。

で,「それじゃあ,そろそろ良い時期かもしれんし,次のクリスマスにでも婚約指輪買ってやるわいな」と言っちゃったのです。

しかし世間の冬休みは管理の繁盛時期。クリスマスなど忙しくてとても会える状態ではなく,

指輪は渡せそうにないのでクリスマスプレゼントコリャクマ(コリックマだたね)のパジャマ的なものを送って終わり,

あっと言う間に年は明けてしまいました。

貧乏管理は,貧乏人なりに精一杯のお小遣いを握りしめ,友人O氏と地元周辺の貴金属販売店をかけずり回りました。

うーん,どれもこれもたっけぇな・・・

なんて思いながらじっくり見た後,O氏が帰ってから再び1人で店に行き買いました。

結構綺麗っぽくてなかなかよさげ。

そんなことを思いながら,年明けに会う予定があるので,その日に渡そう,その日に渡そうと思っていました。

思っていました,が・・・





インフルエンザにかかってしまいました。





当時流行の豚インフルでした。後輩のM君(豚)が年末に持ってきやがったのです。

一緒に飲んだ先生,たけし君共々,菌をうつされてしまいまんまとインフルにやられてしまいました。

そうしてあえなく,プロポーズの機会を逃しそうになったのだけれども,

なんとか,なんとか熱が下がってきて感染しない程度にまで至ったところで仕事の休みができたので

だるい体を押して名古屋まで飛んでいきました。

いきなりの来訪で驚いていた彼女もすぐに準備してきてくれて,ビジネスホテルを取りました。

そんなこんなで荷物を置いて,ご飯を食べに行くことに。

めさくさ体がつらい・・・

できればもうちょい寝ていたい。

しかし,ご飯を食べ終わった後,食べ終わったあとにプロポーズはセオリーだ

夕食のあとに指輪を渡すんだ。こう,いきなりさりげなく指輪を出して驚かせたいね。

なんかカッコイイ台詞を言って「素敵!抱いて!」って言われて「おいおい,こんな病み上がりの体だぜ,困った子猫ちゃんだ」ってな展開になるんだ,と立ち上がりました。

そうして2人して夜の町にくりだしたのですが,夜風が妙に体の芯にまで響き渡り,関節痛がひどい。

後輩のM君(豚)を恨みつつ,適当なメシ屋に入りました。

なんか,夜景の綺麗なビルの最上階レストランとかなら良かったのですが,どっちかというとファーストフード店。

ボルシチとか頼める店。なんて言うんだっけ?店の名前忘れた。

周りに人が密集していてちょっと雰囲気には欠ける感じ。

ま,まぁいいや,ここで飯くった後にでも指輪を渡そう。

と,ポケットを確認しようとすると・・・





あ,ホテルにおいて来ちゃった・・・





しまった,頭がぼーっとしているせいでやらかしてしまった。

くそっ,M君(豚)め・・・。ぶっひーん

それにしても彼女も,先日「婚約指輪買ってやる」的なことを言ってしまったせいか,どことなく期待している様子が見え隠れしている・・・

飯食ったあとも,「いつ渡してくれるのかしら」と言った雰囲気を隠そうとしているのが見て取れる。

「ここの夜景が綺麗なんだけどー」だのなんだのと,いい雰囲気の場所に連れて行こうとするんだけど,

「うるせー!ホテルに指輪忘れたんだよ!」



・・・とはいえず,

「や,ちょっと体調きついからホテル帰ろうか」と帰るのを促しました。

頭の中でプラン変更。いつ渡すのか。やはり驚かせたい。

ホテルつくとほぼ2人でいる状態だから,指輪とか取り出すとバレバレである。

どうにかこっそり,指輪を取り出して用意せねば。

タイミング的には寝るときか?布団の中とかで渡すか?ほかに良いタイミングはないか?

と,コッサン風にいうと「すんご悩んで」いました。

とりあえず彼女がお風呂入ったスキにカバンから速やかに指輪をとりだし,枕の下に入れておきました。

管理の中での指輪を渡すまでのプラン。

そろそろ眠い的な雰囲気を出す



布団はいる



電気消す



小さい照明の発する橙色の明かりの中,スッと枕の下から出して,プロポーズ



抱いてー

夜景の見えるレストランとまではいかなくても,まぁいけそうだわね。

なんて考えていました。

そんなこんなで風呂から上がってきた彼女。

テレビとか見始めて,しばらく経った頃,それとなく言ってみました。

「じゃ,じゃあそろそろ寝ようか」

すると彼女,きっと待ちわびてしまったんでしょうね。





「まだクリスマスプレゼントもらってない!」





と言ってきました。えぇ,きっとなかなか指輪を渡しやがらない管理に

「まさか用意してないんじゃあるまいか」

なんて疑念を持ちつつも期待していたんでしょうね。

けどね,ここであたいの意地悪回路が発動しちゃったのですよ。



「いや,コリラックマあげたよ(笑」



こーゆータイプ,嫌われますよね,分かっていながら言うあたり我ながらいやらしい。

「用意してなかったのか」とがっかりした様子で

「そうだけど,そうじゃなくて・・・」と言う彼女,そこで枕の下から指輪を出して渡しました。

だいぶ,だいぶ想定とは違った展開になってしまった。

そのとき,なんかプロポーズの言葉言ったけど恥ずかしいから割愛。

別にかっこよいことは言えなかった。用意していた言葉も別に言えなかったとだけ。

しかしね,用意していた言葉を言うのはちょっと白々しいかな,とか思ったりする部分もありけり。

とゆーのも,以前あたいの後輩Sちゃんが,なかなか彼氏とかいない子だったのですけれど,

ちょっとあたいが卒業して会わないうちに彼氏がいた時期があったって話をきいたのですよ。

Sちゃん曰く,痛い人だったとかで。

そんな彼と付き合うまでの流れってのが,元々同級生だったその彼と,同窓会でSちゃんは再開したのだけれども

それからちょいちょい遊ぶようになって付き合ったとかなんとか。よくある話ですね。

そんなある日,彼とドライブしていると,彼がSちゃんにこう聞いてきたそうではないか。

「Sはオレのこと,好き?」

まさか嫌いとか言うわけもないSちゃん

「嫌いじゃないけど・・・」的なことを言ったらしい。

すると彼,Sちゃんにキスをして言ったのです。





「これが俺の答え・・・」





はんぎゃああああ!は,恥ずかしい!聞いていて恥ずかしい!

思わず話を聞きながら笑い転げる管理を横目にSちゃんは

「いかにも用意していた展開って感じが痛々しかった」

的なことを付け足してくれました。

そのSちゃんも今年結婚です。もちろんその彼ではないです。おめでとうSちゃん。



ってな感じでね,もちろんどんなことを言うか考えておくのも大事なのですが,

あまりにねらいすぎたことしても痛々しい結果に終わってしまったりするのですよね。

だからまぁ,あのグダグダが管理らしくていいかな,と今にして思う去年の1月9日のできごとでした。

グダグダな展開だったけれど,彼女も喜んでくれたし,万事OKだったわ。これでいいや。

ってな感じのプロポーズでした。

これがオレの答え・・・です。