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こんにちばんは!!

まっするな蓮桜です。

実はなんだかんだで初投稿なので多目に見てちょんまげ!!

何かの間違いで入賞したらご一報くださいな、住所送りますので。

ここはとある島。

なんてことない、作った筏で調子にのって海に出た。

ちょうど潮の流れが早くなるところで筏がバラバラになり、泳げない私はそのままこの島に打ち上げられたというわけだ。

この小さい孤島は一日と半分もあれば一周できてしまう。

本島からそう離れていないはずなのだが、人の気配はなく、育ち放題な草木に見たことのない果実に、奇妙な鳴き声を出す生き物がいる。

まるで、世界の果てに追いやられてしまったような気分だ。

漂流して何度の夜を迎えたのか数えてはいないけれど、この無人島の生活に相当慣れたと思う。

ここでは、私は王なのだ。

逆らうものなどいない。

水平線のずっと先を眺めて過ごすのにも飽きてきた頃、そちらからどんぶらこどんぶらこと得たいの知れない桃のような物が流れてきた。

私は海に入り、それを抱き上げる。

「うわっ」

驚いて、小さく声が盛れた。

桃ではない、尻だ。

綺麗な尻だ。

こんなに美しいものを見たのはいつぶりだろうかだとか考えていると、興奮した。

目の前に、美しい、この世のものとは思えないほどの美しい尻があるのだ。

その尻にわきわきと手を伸ばす。

私は王なのだから、怒鳴り付ける者も正す者もいない。

独裁的立場にあるというわけだ。

触れた瞬間、

「だめっ…」 美しい尻

の持ち主は、透き通るような声で控えめに拒絶を示した。

尻以外はなぜだか壺のようなものに入り込んでいて少し気味が悪かったが、この声を聞いて確信した。

絶対に美しい女性である、と……。

顔など見なくてもわかる、この尻のハリと艶と声で、美しい若い娘に違いないと。

私は堪らずに触れている手を動かし、揉んだ。

フッシャ、と変な音がした後、

「あっ」

とまた小さな声が漏れ、壺からぬるりと出てきた。





誰が美しい女性だと言ったのだ。

誰が美しい女性だと言ったのだ。

出てきたそれは、恥ずかしそうに尻を隠し、なぜか笛を手に持ったベートーベンだったのだ。

どうやらここは無人島ではないらしい。

生きて打ち上げられたわけではなかったらしい。

泳げない私は、海に沈んだ。

目覚めた、この世とは思えないその場所は、まさにあの世だった。

「笛の使い方を教えてやろう」

この先はまた別のお話。